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12月15日-07号

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  1. 岡山市議会 2020-12-15
    12月15日-07号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 2年11月定例会    令和2年11月定例岡山市議会    議 事 日 程  第7号       12月15日(火)午前10時開議第1 甲第181号議案 令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)について 甲第182号議案 令和2年度岡山市国民健康保険費特別会計補正予算(第2号)について 甲第183号議案 令和2年度岡山市財産区費特別会計補正予算(第2号)について 甲第184号議案 令和2年度岡山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第185号議案 令和2年度岡山市介護保険費特別会計補正予算(第3号)について 甲第186号議案 令和2年度岡山市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第2号)について 甲第187号議案 令和2年度岡山市水道事業会計補正予算(第2号)について 甲第188号議案 令和2年度岡山市下水道事業会計補正予算(第1号)について 甲第189号議案 岡山市分担金その他収入金の督促及び延滞金の徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第190号議案 岡山市財産条例の一部を改正する条例の制定について 甲第191号議案 岡山市地域活性化センター条例の一部を改正する条例の制定について 甲第192号議案 岡山市コミュニティハウス条例の一部を改正する条例の制定について 甲第193号議案 岡山市公共物管理条例の一部を改正する条例の制定について 甲第194号議案 岡山市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について 甲第195号議案 岡山市下水道事業負担金条例の一部を改正する条例の制定について 甲第196号議案 岡山市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について 甲第197号議案 岡山市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 甲第198号議案 岡山市立幼稚園教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例及び岡山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第199号議案 岡山市立の小学校及び中学校の教育職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第200号議案 和解及び損害賠償の額を定めることについて 甲第201号議案 和解及び損害賠償の額を定めることについて 甲第202号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第203号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第204号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第205号議案 指定管理者の指定について 甲第206号議案 指定管理者の指定について 甲第207号議案 指定管理者の指定について 甲第208号議案 指定管理者の指定について 甲第209号議案 指定管理者の指定について 甲第210号議案 指定管理者の指定について 甲第211号議案 指定管理者の指定について 甲第212号議案 指定管理者の指定について 甲第213号議案 指定管理者の指定について 甲第214号議案 指定管理者の指定について 甲第215号議案 指定管理者の指定について 甲第216号議案 指定管理者の指定について 甲第217号議案 当せん金付証票の発売について 甲第218号議案 市道路線の認定について 甲第219号議案 市道路線の認定について 甲第220号議案 市道路線の認定について 甲第221号議案 市道路線の認定について 甲第222号議案 市道路線の認定について 甲第223号議案 市道路線の認定について 甲第224号議案 市道路線の認定について 甲第225号議案 市道路線の認定について 甲第226号議案 市道路線の認定について 甲第227号議案 市道路線の認定について 甲第228号議案 市道路線の認定について 甲第229号議案 市道路線の認定について 甲第230号議案 市道路線の認定について 甲第231号議案 市道路線の認定について 甲第232号議案 市道路線の認定について 甲第233号議案 市道路線の認定について 甲第234号議案 市道路線の廃止について 甲第235号議案 市道路線の廃止について 甲第236号議案 工事請負契約の締結について 甲第237号議案 工事請負契約の締結について 甲第238号議案 工事請負契約の締結について 甲第239号議案 工事請負契約の締結について 甲第240号議案 岡山市職員の勤務時間,休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第241号議案 岡山市職員の修学部分休業に関する条例及び岡山市職員の高齢者部分休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第242号議案 岡山市職員の特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について 甲第243号議案 岡山市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例等の一部を改正する条例の制定について 諮問第4号 軌道敷設工事施行認可申請に係る意見について第2 陳情第11号 種苗法改正反対の意見書の提出について 陳情第26号 種苗法改正に対し慎重な審議を求める意見書の提出について 陳情第30号 市の業務に係る法令違反その他不正行為について情報提供できる「市長ホットライン(仮称)」の導入を求めることについて 陳情第32号 新型コロナウイルス感染拡大に備え,緊急に少人数学級の実現を求めることについて 陳情第34号 教育費の保護者負担軽減のため,給付型奨学金制度の拡充を求めることについて 陳情第35号 法定どおりの正規教員を採用し,各校に適正に配置することを求めることについて 陳情第36号 退院時の付添いの有無について,本人の判断に委ねるよう市内の病院に求めることについて第3 報第75号 専決処分の報告について 報第76号 専決処分の報告について第4 岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙について第5 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について 1 継続審査  〇 総務委員会    陳情第18号 人口移動,転出超過を逆転させる「スーパーシティ」構想への応募を求めることについて  〇 保健福祉協働委員会    陳情第28号 医療・介護事業所に対する前年実績比の減収分の財政支援を求める国への意見書の提出について    陳情第31号 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める国への意見書の提出について    陳情第38号 日常生活用具給付等事業における聴覚障害者用通信装置の定義の見直しを求めることについて  〇 市民・産業委員会    陳情第4号 西大寺向州公園テニスコートの新増設について  〇 都市・環境委員会    陳情第23号 世界の潮流と国の政策に呼応する「日本版MaaSの推進」の取組を求めることについて    陳情第29号 桃太郎線LRT化に伴う足守駅の再考を求めることについて  〇 子ども・文教委員会    令和元年陳情第4号 岡山市可知保育園の民営化・廃園に反対し,岡山市立の保育園として存続を求めることについて    令和元年陳情第7号 岡山市吉備津保育園公立保育園として存続させることを求めることについて    令和元年陳情第12号 3歳以上の年収360万円以上相当の世帯も含めた,給食副食費月額4,500円を補助する仕組みの構築を求めることについて    令和元年陳情第21号 学校事務職員等に係る時間外労働の実態調査及び働き方改革推進法に定める時間外労働の規制を担保するための方針等の策定と取り組みを求めることについて    令和元年陳情第25号 保育士等の確保のため,派遣保育士等の人件費及び紹介料に対する補助金の創設を求めることについて    陳情第6号 岡山市に公立中学校夜間学級を設置することを求めることについて    陳情第10号 横井保育園を今までどおり市立保育園として存続を求めることについて    陳情第33号 全ての小・中・高等学校の35人以下学級を一刻も早く実現することを国に求めることについて 2 継続調査  〇 総務委員会    市政運営の基本方針について    危機管理について    主要政策について    行財政改革について    広報及び情報政策について    組織及び人事の管理について    文書管理及び情報公開について    財政問題について    会計及び財産管理について    入札及び契約について    消防力の整備充実について    選挙事務について  〇 保健福祉協働委員会    市民との協働について    持続可能な開発のための教育(ESD)について    国際交流について    人権行政について    男女共同参画について    福祉行政について    保健行政について    環境衛生行政について    医療行政について  〇 市民・産業委員会    市民サービスの充実について    生活衛生行政について    文化・スポーツ政策について    商・工業振興対策について    観光コンベンション対策について    雇用対策について    農林水産業振興対策について    市場事業対策について  〇 都市・環境委員会    廃棄物の処理及び清掃について    環境保全について    都市計画について    交通政策について    都市再開発について    区画整理について    公園緑地について    道路橋りょう・港湾について    建築・住宅について    開発行為について    西部新拠点について    下水道・河川について    公共工事について    水道事業について  〇 子ども・文教委員会    岡山っ子育成について    学校教育について    社会教育について    教育施設について  〇 議会運営委員会    議会の運営及び議長の諮問について    議会に関する条例等について      …………………………………〇会議に付した事件 日程第1 甲第181号議案~甲第243号議案,諮問第4号 日程第2 陳情第11号,陳情第26号,陳情第30号,陳情第32号,陳情第34号~陳情第36号 日程第3 報第75号,報第76号 日程第4 岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙について 日程第5 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について      ──────〇──────〇出席議員(46人)            1番  寺 林 綾 乃            2番  森 山 幸 治            3番  菅 原   修            4番  平 元 道 隆            5番  江 田 厚 志            6番  松 本 好 厚            7番  岡 崎   隆            8番  柳 井   弘            9番  熊 代 昭 彦            10番  東     毅            11番  田 中 のぞみ            12番  柳 迫 和 夫            13番  林   敏 宏            14番  福 吉 智 徳            15番  川 本 浩一郎            16番  赤 木 一 雄            17番  松 田 隆 之            18番  山 田 正 幸            19番  二 嶋 宣 人            20番  難 波 満津留            21番  鬼 木 のぞみ            22番  林     潤            23番  太 田 栄 司            24番  高 橋 雄 大            25番  竹之内 則 夫            26番  中 原 淑 子            27番  藤 原 哲 之            28番  東 原   透            29番  小 川 信 幸            30番  千 間 勝 己            31番  吉 本 賢 二            32番  成 本 俊 一            33番  羽 場 頼三郎            34番  下 市 このみ            35番  竹 永 光 恵            36番  小 林 寿 雄            37番  楠 木 忠 司            38番  松 田 安 義            39番  則 武 宣 弘            40番  田 尻 祐 二            41番  田 口 裕 士            42番  宮 武   博            43番  和 氣   健            44番  三 木 亮 治            45番  森 田 卓 司            46番  浦 上 雅 彦      …………………………………〇欠席議員(0人)      ─────────────〇説明のため出席した者       市     長  大 森 雅 夫       副  市  長  那 須 正 己       副  市  長  古 橋 季 良       理     事  河 野 広 幸       市 長 公 室 長  小 山 直 人       政 策 局 長  福 田   直       総 務 局 長  門 田 和 宏       財 政 局 長  重 松 浩二郎       市 民 生活局長  中 原 貴 美       市 民 協働局長  亀 井 良 幸       保 健 福祉局長  福 井 貴 弘       岡山っ子育成局長 田 渕 澄 子       岡山っ子育成局子育て支援担当局長                近 藤 康 彦       環 境 局 長  國 米 哲 司       産 業 観光局長  赤 坂   隆       都 市 整備局長  林   恭 生       都市整備局都市・交通・公園担当局長                平 澤 重 之       下水道河川局長  河 原 浩 一       消 防 局 長  藤 原   誠       水道事業管理者  今 川   眞       市場事業管理者  大 杉   誠      教 育 委 員 会       教  育  長  菅 野 和 良      監 査 委 員       委     員  岸   堅 士      ─────────────〇出席した議会事務局職員       次     長  石 井 敏 郎       総 務 課 長  山 本 和 広       議 事 課 長  岡 田 慎一郎       調 査 課 長  塩 見 紀己代       総務課課長補佐  永 田 朱 美      午前10時0分開議 ○浦上雅彦議長  皆さんおはようございます。 これより11月定例市議会第7日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は45名であります。      ───────────── ○浦上雅彦議長  会議録署名議員松本議員竹永議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○浦上雅彦議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,監査委員から定期監査随時監査財政援助団体監査及び例月現金出納検査の結果について報告がありましたので,御報告申し上げます。      ──────〇────── △日程第1  甲第181号議案~甲第243号議案,諮問第4号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程に入ります。 日程第1は,甲第181号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)について以下64件の議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 これらの議案につきましては,それぞれ所管の委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。 まず,総務委員長の報告を求めます。     〔31番吉本賢二議員登壇,拍手〕 ◆31番(吉本賢二議員)  皆さんおはようございます。 総務委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第181号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)について外13件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第236号議案工事請負契約の締結については,一部の委員から反対があり賛成多数で,そのほかの議案については全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 以上で総務委員会の報告を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,保健福祉協働委員長の報告を求めます。     〔13番林敏宏議員登壇,拍手〕 ◆13番(林敏宏議員)  保健福祉協働委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第181号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)について外11件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程で特に議論となりました甲第181号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)についてのうち,保健福祉局関係,介護・障害等事業従事者慰労金について御報告いたします。 これは,既に国において,新型コロナウイルス感染症に対応された医療・介護・障害事業所等の従事者へ慰労金が給付されている中,その対象となっていない一部の介護・障害等事業従事者に対し,市独自に慰労金を給付するものです。 委員から,給付対象者のうち,柔道整復・あんま等施術所医療保険適用でなければならない理由について質問があり,当局から,給付対象者の範囲を検討する中で,既に医療従事者に対して慰労金を給付している現状を鑑み,医師からの指示等に基づき医療的行為を行っている方々も給付の対象にすべきと判断したものであるとの答弁がありました。 これを受け委員から,判断の考え方は理解したが,医療保険適用でなくとも,資格を持ち,私たちの生活に必要不可欠な仕事を担うエッセンシャルワーカーに近い仕事をされている方もおられる。よい事業であり賛同するが,今後も様々な意見を聞き,今回対象とならない方々も含め,給付対象者の範囲について引き続き検討してもらいたいとの要望がありました。 以上,本委員会における審査の経過を御報告いたしましたが,このほかにも審査の過程で様々な意見や要望が出されました。当局におかれましては,それらの意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添え,保健福祉協働委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,市民・産業委員長の報告を求めます。     〔7番岡崎隆議員登壇,拍手〕 ◆7番(岡崎隆議員)  市民・産業委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第181号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)について外3件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程で特に議論となりました甲第205号議案及び甲第206号議案指定管理者の指定について御報告いたします。 これは,岡山市社会体育施設並び岡山市立市民屋内温水プール及び岡山市東山プール指定管理者の指定を行うものです。 委員から,これまでの委員会の中で,指定管理の公募の際には,地域振興,活性化への配慮という部分について指定管理者と積極的に協議していくということだったが,今回の指定管理者はどのように地域振興に取り組んでいくのかとの質問があり,当局から,地元雇用という考え方に加え,各施設で自主事業等を行う場合においても地域と連携して活動を行っていくことが提案されているとの答弁がありました。 これを受け委員から,それらが本当にできているかどうか,どこかで検証していかなければいけないと思うので,ぜひやってほしいとの要望がありました。 議案については以上でありますが,この場をお借りして,所管事務調査のうち特に議論となりました岡山県警との「安全で安心なまちづくり」新岡山市行動プランの締結について御報告いたします。 このプランは,岡山市と岡山県警の協働により,市民生活の基盤となる安全で安心なまちづくりの推進を目的としたものです。 その中で重点施策として掲げられている自転車事故防止対策について,委員から,令和3年4月1日から自転車保険の加入が義務化されるが,加入促進はどのように考えているのかとの質問があり,当局から,広報などの啓発活動が一番になってくると思う。4月までにはポスターなどの掲示ができるよう,教育委員会や商工会などを通じて事業者などにもお願いしていきたいとの答弁がありました。 さらに委員から,既に加入している保険の中に自転車保険がセットになっている場合もあるので,重複して加入することを防ぐための啓発も同時に行う必要があるのではないかとの指摘があり,当局から,加入している保険の内容が確認できるチェックシートのような形でチラシやホームページでお示ししていきたいとの答弁がありました。 以上,御報告いたしましたが,このほかにも審査の過程で様々な意見や要望が出されました。当局におかれましては,こうした意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添えて,市民・産業委員会の報告を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,都市・環境委員長の報告を求めます。     〔17番松田隆之議員登壇,拍手〕 ◆17番(松田隆之議員)  都市・環境委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第181号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)について外28件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,諮問第4号軌道敷設工事施行認可申請に係る意見については,一部の委員から反対があり賛成多数で,その他の議案についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました点について順次御報告いたします。 まず,甲第194号議案岡山道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これは,令和2年度の国の改正を受け,岡山市の道路占用料額の改定を行うため,本条例を改正しようとするものであります。 道路占用料は,一般的な土地利用における賃料相当額を徴収するという考え方に基づき算定を行っており,適正な占用料額を算定するため,国では固定資産税評価額の評価替えや地価に対する賃料水準の変動等を反映した改定を3年ごとに行っており,岡山市においても国の改定の翌年に道路占用料の改定を行っているとのことであります。 委員から,許可を受けて道路に埋設した管を使用しないことになった場合,占用料はどうなるのかとの質問があり,当局から,使用しなくなった管は撤去するのが基本であるが,撤去が困難な場合はその部分の占用料はいただいていないとの答弁がありました。 また委員から,残った管がどこにあるのか岡山市は把握しているのかとの質問があり,当局から,そこまでの把握はできていないとの答弁がありました。 これを受け委員から,市が最後まで責任を持って管理するべきではないかとの指摘があり,当局から,基本的には埋設者が管理するべきだと思うが,検討していきたいとの答弁がありました。 続いて,諮問第4号軌道敷設工事施行認可申請に係る意見についてであります。 これは,路面電車の駅前乗り入れについて,軌道事業者から岡山県知事に対し工事施行認可申請書が提出されたことを受けて,県知事から道路管理者である市長に意見を求められ,回答するに当たり,市議会の意見を付するものです。 道路管理者としては,軌道の敷設位置,停留所の位置など,これまでの手続の内容との整合を確認し,また道路内に敷設される構造物等について道路交通への支障の有無を確認した結果,道路管理上は支障がないと考え,軌道敷設工事施行の認可に同意する旨の回答を考えているとのことであります。 委員から,新型コロナウイルスの影響を鑑みて,今の段階で乗り入れの計画をどんどん進めていくのはどうなのかという地域の意見がある。できれば乗り入れの予算を新型コロナウイルスのほうにという思いもあってのことではないか。やはり地域の声は非常に大事なので,慎重な判断をしてもらいたいとの要望がありました。 また,別の委員から,事業としては進むべきだと思っているが,市民から御心配をいただいているので,真摯に受け止めて配慮していくことも必要であるとの意見がありました。 以上,御報告いたしましたが,このほかにも審査の過程で様々な意見や要望が出されました。当局におかれましては,こうした意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添えて,都市・環境委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,子ども・文教委員長の報告を求めます。     〔15番川本浩一郎議員登壇,拍手〕 ◆15番(川本浩一郎議員)  子ども・文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第181号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)について外8件の議案であります。 これらの議案の審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました点について順次御報告いたします。 まず,甲第213号議案,甲第215号議案及び甲第216号議案指定管理者の指定についてであります。 委員から,教育委員会が所管する施設の指定管理者の指定に当たり,応募者からの指定管理料の提案額があまりにも低額であった場合の選定はどうなるのか。例えば公共工事などの入札の際に設定される最低制限価格のような基準がなければ,あまりにも過度に低額な提案額で指定を受けたとしても,途中で運営が立ち行かなくなることも考えられる。指定管理者制度は全庁的なことであるが,基準を設けておいたほうがよいのではないかとの質問があり,当局から,全庁的なルールがどうなっているのか確認できていないが,指定管理者の指定に当たっても,契約の場合と同様に,その提案額で仕様書に定める内容の実施について疑義のある場合は応募者に聞き取り調査をするなどの確認の後,指定の可否を検討することになると思われるとの答弁がありました。 これを受けて委員から,そういったことについての明確なルールがあったほうがよいので,全庁的に策定してもらいたいとの要望がありました。 また,岡山っ子育成局が所管する施設の指定管理者の指定に当たり,応募が1社であった場合の最低基準点は設定していないことを受けて,別の委員から,応募が1社だけであった場合や提案額が低額過ぎる場合の対策を全庁的に考えてもらいたいとの要望があり,当局から,最低基準点などは全庁的なことでもあるため,委員から出された要望は全庁的に取りまとめる部署へしっかり伝えていきたいとの答弁がありました。 次に,甲第181号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第6号)のうち,GIGAスクール構想によるICT環境整備事業についてであります。 本事業は,国のGIGAスクール構想により整備する1人1台端末などのICT機器を有効かつ最大限に活用できるようにするため,ICTに詳しい人材を各校へ配置することで全教員が端末を扱うスキルを身につけ,学校におけるICT化を円滑に進めたり,端末を扱うことに支援が必要な児童・生徒やインターネット環境が必要な家庭に対して周辺機器を整備したりするものであります。 委員から,GIGAスクール構想では,児童・生徒1人に1台配備されるタブレット端末が各教室でインターネットに接続できるように整備されるということだが,学校図書館でも接続できるように整備するのかとの質問があり,当局から,今回の整備事業は常態的に授業を実施する普通教室や図工室などの一部の特別教室の整備と考えているため,学校図書館は整備対象となっていないが,GIGAスクール構想のネットワークとは別に,各学校には従来からインターネットに接続することができる教育ネットワークがあるため,それを活用すれば学校図書館でも無線でインターネットが利用できる環境を整備することができる。また,学校図書館で行われる授業は紙の図書資料を利用することが大半であるから,インターネットに接続する必要性は低く,学校図書館はあくまで図書を利用するところと考えてもらいたいとの答弁がありました。 これを受けて別の委員から,それは現在の学校図書館の在り方であって,学校図書館には情報センターとしての役割があり,GIGAスクール構想で目指している方向性とは違うのではないか。国や他都市の構想を見ても,特別教室,学校図書館,体育館に整備できると書いてあるので,それを念頭に入れて考えてもらいたいとの意見があり,さらに別の委員から,一斉にGIGAスクール構想で整備することになり,既に別のネットワークが整備されているなど,これまでの各自治体による情報化の流れとの整合性が取れていない部分があるため,財源のことも含めて整理していく必要があるのではないか。また,学校図書館については,学校の中は統一した環境が利用できることが基本であろうし,最近言われるようになったメディアセンターとしての機能といったことなども意識しながら,文部科学省に対して積極的な提案をしてもらいたいとの要望がありました。 これを受けて当局から,学校図書館利用の原則論はあるが,タブレットはインターネットに接続しなくても活用できる機能があるため,体育館や学校図書館などの様々な場所で様々な使い方ができる,それをこれからしっかりと研究していかなければならない段階であると考えている。その中で不都合があった場合は,他都市の状況なども見ながら,国に対し要望する場面も出てくるだろうし,どのような使い方が子どもたちにとって本当に有意義なのか,そのあたりをしっかりと研究して活用できればと考えているとの答弁がありました。 議案審査についての報告は以上でございますが,この場をお借りして,所管事務調査をいたしました岡山市公共施設等総合管理計画個別施設計画について御報告いたします。 当局の説明によると,児童館の維持管理状況について,旧耐震基準で建築された児童館について耐震診断を実施し,基準を満たさない施設のうち,早急な対応が必要な2館について耐震改修工事が完了したとのことであります。 この説明を受け委員から,木造建築物の耐震診断は耐力壁がどれだけ配置されているかといったことを主に診断するが,旧法基準の木造建築物は基礎に鉄筋が入っていない可能性があり,上部構造だけの診断で耐震工事をしたのでは,地震で液状化が起きた場合には建物が倒壊しなくても基礎がもたないため,基礎のことが全然議論されずに耐震改修工事を行っていくことがよいのか。耐震改修工事をやりますと言うが,基礎まで工事をしておかないと,本当の改修にはなっていない。これは全庁的なことであるが,木造建築の場合は本当に大丈夫なのかということをよく議論して,その建物にお子さんもいるわけだから,しっかりとしたものにしてもらいたいとの要望があり,当局から,耐震改修工事をすることについて,地震による液状化といったところも十分留意していく必要はあると思う。そういったことを含めて,担当部署と相談しながら,耐震化工事の設計の段階で十分検討してまいりたいとの答弁がありました。 以上が主な議論でありますが,当局におかれましては,委員会審査の過程で各委員から出された様々な意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう要望し,子ども・文教委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。林潤議員。     〔22番林潤議員登壇,拍手〕 ◆22番(林潤議員)  皆さんおはようございます。 それでは,ただいまの委員長報告について,日本共産党岡山市議団を代表して,私,林潤から反対討論をいたします。 委員長報告のうち,甲第236号議案工事請負契約の締結について及び諮問第4号軌道敷設工事施行認可申請に係る意見についての2件の反対討論です。 甲第236号議案は,山南中学校区の4つの小学校と山南中学校を合わせて義務教育学校にする際の校舎を建築する工事請負契約です。 地域の皆さんの,地域の学校をすばらしいものにしたいという思いは大切です。では,その思いに応える方法が義務教育学校かというと疑問があります。制服や学校の名称,校歌は,保護者や地域の方々の話合いで決められました。しかし,学校の在り方や教育の内容は,教育委員会が専門性を発揮してしっかり検討して決めるべきです。 義務教育学校にすることを決めた拙速さは,予算化の際から指摘してきました。市教委が地元に義務教育学校と制度について説明したのが2018年10月でした。地元が山南学園(仮称)設立協議会を立ち上げたのが2019年4月,市教委に要望書を提出したのが6月6日です。市教委は,要望書を受け取って即日設立を進める方針を決定したとのことです。驚くべき早さです。そして,我が会派は反対しましたが,2019年9月議会で補正予算が可決されました。 かといってその後,教育委員会内で検討や説明が進んでいるようには見えません。教育委員会の議事録では,義務教育学校が話題にされたのは補正予算を議論した2019年9月の会議,次は11月に教育長が山南中学校区の太伯小学校を訪問した報告があり,2020年2月に補正予算で学校建設費を増額するとの報告があり,次は10月に教育長が山南中学校を訪問した所感が述べられているだけです。義務教育学校の教育内容の議論は深められていません。 これまでに設立された義務教育学校の内容を見ると,全市的に小中一貫校が進められてきた自治体,既に小中一貫校として何年も運営してきた学校が目につきます。岡山市にはあしもり学園があり,小・中一体型施設での教育を行っています。ところが,山南学区では,市内で経験のあるやり方をしようとしません。小学校と中学校が別々に建っている大半の学校と小・中一体型校舎のあしもり学園に加えて,似て非なる義務教育学校という形態が加わります。違いは何か。義務教育学校でなければならないのか。岡山市全体の学校の在り方として,もっと市教委での議論があるべきです。 明確なのは,山南義務教育学校(仮称)の設立により大宮,太伯,幸島,朝日の4つの小学校は廃校になることです。学校4つ分の校長も教頭も減らされます。学校ごとに配置されていた司書や栄養士も減らされます。校務員も実質的に減ります。合併推進債を当てにして校舎建設にはお金をかけながら,人件費は削減です。子どもたちを取り巻く人員体制が薄くなるでしょう。小学校の廃校は,地域の教育と子育てはもちろん,地域の人口減少や各種団体の組織の単位など様々な影響があります。それが新しい制度の学校をつくることで覆い隠されてしまっています。合併推進債の期限に縛られて2022年の開校を目指すのは,拙速に過ぎます。このまま事実上の小学校の統廃合になる事業の推進は認められません。よって,新しい校舎でどんな教育を行うのか,地域の願いのためには義務教育学校が最善なのか,議論を深めるべきであり,契約議案に反対します。 諮問第4号は,路面電車の岡山駅前広場への乗り入れのための工事の認可申請に係るものです。 岡山電気軌道株式会社が工事施行認可申請を出したことについて,県知事が道路管理者である市に対して意見を聞き,市が申請について同意するとの回答をしようとしていることについて,軌道法施行令第2条第2項に基づき,議会が意見を求められているものです。 公共事業の在り方について,内山下,深柢,弘西,南方の各地区連合町内会長の連名で,路面電車の岡山駅前広場への乗り入れを例に挙げて計画の先送りを提言されています。市民生活も経済状況も変わっている中で,新型コロナウイルスの感染拡大と対応を想定していなかった時期の計画をそのまま進めてよいのかとの懸念は当然です。 工事の認可申請について市の判断は,軌道敷の材質や構造,信号設備等の位置など技術的な観点で行われています。観光客の動向や路面電車の経営見通しは考慮されていません。コロナ禍で公共交通の経営の困難が指摘されています。市長も税収減の懸念を示しています。道路管理の問題として,線路部分で車がスリップしないか,軌道が壊れやすくないか,設備が邪魔にならないかだけを考えている場合ではありません。道路管理者が考慮しないなら,議会が財政の見通しと事業の優先順位を考慮して判断すべきです。路面電車の線路の延伸と岡山駅前広場の改修にかかる40億円は,市民の暮らしの支援と公共交通に対しては直接的な経営支援策に充てるべきだと考えます。路面電車の岡山駅前広場への乗り入れは,このまま進めるのではなく,一旦立ち止まるべきです。よって,この同意には反対します。 議員各位の御賛同を賜りますようお願いいたします。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第1の案件中,甲第236号議案工事請負契約の締結について及び諮問第4号軌道敷設工事施行認可申請に係る意見について,以上2件の議案を他の議案と分離して起立により採決いたします。 まず,甲第236号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は同意であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,諮問第4号を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は同意であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕
    浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました2件の議案を除く他の議案について一括採決いたします。 これらの議案につきましては,委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第2  陳情第11号,陳情第26号,陳情第30号,陳情第32号,陳情第34号~陳情第36号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第2に入ります。 日程第2は,陳情第11号種苗法改正反対の意見書の提出について以下7件の陳情についてであります。 これらを一括上程いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長報告は,岡山市議会会議規則第41条第3項の規定により省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。鬼木議員。     〔21番鬼木のぞみ議員登壇,拍手〕 ◆21番(鬼木のぞみ議員)  市民ネットを代表して,まず陳情第11号種苗法改正反対の意見書の提出について,陳情第26号種苗法改正に対し慎重な審議を求める意見書の提出について,委員会報告に反対の立場から討論を行います。 優良品種の海外流出の防止を目的とした改正種苗法が12月2日に成立しました。品種の開発者が栽培地域を国内や特定の都道府県などに限定できるようにする改正は2021年4月に施行,品種登録した品種,すなわち登録品種の自家増殖を許諾制にする改正は2022年4月から施行されます。 自家増殖を許諾制にすれば海外流出の抑止力になると政府は説明してきましたが,この2つは別の問題として考えるべきです。政府の担当者も,海外での増殖は現地での品種登録以外防ぐすべがなかったことを認めており,日本の農家の自家増殖のせいでは全くありませんでした。登録品種において,農家が購入した種苗から栽培して得た種や苗を次期作に使う自家増殖が原則自由から原則禁止という許諾制になるということで,農家や消費者から大きな不安の声が上がっていました。農家からの流出実態や登録品種の自家増殖の状況を明確に説明することなく一律に許諾の網をかけることにどれほどの合理性があったのでしょうか。国会では種子法のときと同様に僅かな審議時間しか持たれず,慎重な審議のない消化不良のまま成立しました。 農水省が2015年度に実施した生産者アンケート調査では,52.2%の農家が,野菜では74.5%の農家が登録品種を自家増殖していました。そして,自家増殖をしている理由として最も多かったのは,生産に必要な種苗の量を確保するためが34.6%,その次に多かったのが種苗購入費を削減するためで30.2%です。改正種苗法では,違反した場合,個人なら10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金,法人なら3億円以下の刑事罰に問えることになり,民事上は流通の差止めや損害賠償の請求ができることになります。 また,自家増殖はコストを抑えるという意味からも続けてきた根幹の技術でもあり,それが損なわれれば,現場の生産意欲をそぎ,特に小規模農家の経営を圧迫する懸念があります。附帯決議では,種苗の適正価格での安定供給や自家増殖の許諾手続が農家の負担にならないよう運用することなどを求めていますが,具体的には明らかになっていません。 2017年に都道府県など公的機関が持つ種苗の生産に関する知見を多国籍企業も含む民間企業に提供するよう求めた農業競争力強化支援法が成立し,2018年には都道府県に有用な米や麦の生産や普及を義務づけた主要農作物種子法が廃止されました。種苗,種子を公共から民間に開放するもので,今回の種苗法改正もその流れにあります。安価で優良な種を供給する公的種苗事業が根底から揺らぎ,地域農業に深刻な影を落としかねません。国内農業,地元農業の衰退は,私たちの食べるものが失われていくことを意味するのではないでしょうか。 陳情にあるように,作物はどの土地でも同じように育つわけではありません。農家は,それぞれの土壌,気候に適した種子を長い年月をかけて育成し,命をつないできました。これは,農家の固有の財産であると同時に,地域みんなの全ての生き物の共有財産であります。 改正種苗法が成立した後ではありますが,種苗法に反対の意見書提出,また慎重な審議を求める趣旨には賛成です。そして,これからの地域農業や農家,消費者の権利を守り,安定した農作物,食料を確保することを私たちは求めます。 以上,種苗法にまつわる陳情に議員の皆さんの賛同をお願いします。 次に,陳情第32号新型コロナウイルス感染拡大に備え,緊急に少人数学級の実現を求めることについて,陳情第34号教育費の保護者負担軽減のため,給付型奨学金制度の拡充を求めることについて,陳情第35号法定どおりの正規教員を採用し,各校に適正に配置することを求めることについて,教育についての陳情について委員会報告に反対の立場から討論します。 陳情第32号は,新型コロナウイルス感染拡大に備え,緊急に少人数学級の実現を求めるものです。 この間,新型コロナウイルス感染者は拡大の一途をたどり,12月14日時点で全国では18万3,123人,岡山県でも805人となりました。学校での感染も広がっており,横浜市の市立中学校では7人の感染が分かり,11日には学校関係者900人が検査を受けています。子どもたちが一日のほとんどの時間を過ごす教室は密集,密接の状態であり,新型コロナウイルス感染のリスクが高く,一刻も早く子どもたちの命を守る対策が必要です。全国市長会,日本PTA全国協議会など多くの関係機関が少人数学級を求めています。私たちも緊急対策を取る必要があると考え,この陳情に賛成します。 陳情第34号は,給付型奨学金制度の拡充を求めるものです。 今年から岡山市は給付型の奨学金制度を開始しました。しかし,これまでの貸与型の奨学金は廃止し,住民税非課税世帯や現役高校生のみと対象枠が非常に狭いものであり,年額6万円も十分とは全く言えません。特に今年はコロナ禍での家計急変もあります。制度を創立したばかりではありますが,格差や貧困と闘っている子どもたちを応援するために,さらなる制度の拡充を求めるこの陳情に賛成します。 陳情第35号は,正規教員を採用し,各校に適正に配置することを求めています。 子どもたちにとっては正規の先生も非正規の先生も同じ先生であり,何も変わりません。でも,教員は,正規と非正規では賃金をはじめ,有期雇用であること,また研修体制など多くの待遇格差があります。市教委は,標準法では正規に特定されてはいないが,正規教員を増やし,安定した採用をしていくと説明しています。とはいえまだ十分な体制ではなく,さらに配置することが必要です。未来を担う子どもたちを豊かに育てていくためにも,教員は正規教員の採用を増やし,各校に配置すべきと考え,この陳情に賛成します。 以上,教育にまつわる陳情に議員の皆さんの賛同をお願いいたします。 どうもありがとうございました。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,田中議員。     〔11番田中のぞみ議員登壇,拍手〕 ◆11番(田中のぞみ議員)  皆さんおはようございます。日本共産党市議団の田中のぞみです。 市議団を代表して,陳情第11号,陳情第26号,陳情第32号,陳情第34号,陳情第35号について委員会報告に反対の立場で討論します。鬼木議員と重なる部分はありますが,しばらくお付き合いください。 それではまず,陳情第11号種苗法改正反対の意見書の提出についてと陳情第26号種苗法改正に対し慎重な審議を求める意見書の提出についてです。 これらの陳情は,農家の自家増殖を原則禁止とする種苗法の改定について,それぞれ反対の意見書と慎重な審議を求める意見書の提出を求めるものです。 改正種苗法は,今年3月の通常国会に提案されて以降,SNS等で全国的な議論となり,審議見送りでこの秋の臨時国会に持ち越されました。この間,10月までに全国76の地方議会から同様の意見書が出されています。しかし,11月11日に審議入りした同法案は,新型コロナウイルス第3波の襲来のさなか,衆参合わせて僅か10時間余り,参考人質疑を入れても15時間に満たない審議で12月2日に成立してしまいました。とても慎重な審議が行われたとは言えません。附帯決議がつけられていますが,多くの国民の不安を払拭する具体的な中身は示されていません。 種苗法とは,農業の世界の特許制度のようなもので,種苗開発者の知的財産権を保護する法律です。今回の法改正では,登録品種についてこれまで原則自由とされてきた農家の自家増殖が許諾制となる点が大きなポイントです。政府はブランド農産品の海外流出を防ぐためだと説明しますが,その狙いは種苗開発者の権利を強化,拡大し,登録品種の種は全て農家に購入させることによってビジネスの対象とすることであり,そのために安価で優秀な種を提供する公的種苗事業の縮小を図ることにあります。 以下,理由を述べます。 そもそも農産品の海外流出は,生産を許諾制にして農家の自家増殖を禁止しても完全に防ぐことはできません。国内利用限定を設定し,持ち出し禁止の条件をつけても,例えばブドウは枝1本あれば増殖でき,持ち出そうとする者があれば,農家にそれを防ぐすべはありません。昨今のイチゴの流出も,合法的に持ち出された品種が現地で無断増殖されたことが分かっており,日本の農家の自家増殖とは関係がありません。海外での無断増殖を防ぐには,現地で品種登録するしかないわけです。それは,農林水産省自らがホームページで,海外において品種登録を行うことが唯一の対策ですと積極的にアピールしている事実に裏づけされています。現行法でも自家増殖した種苗の譲渡は禁じられており,罰則もあるため,農家が故意に流出させているとは考えにくいにもかかわらず,農家の自家増殖を禁止してしまっては,自国の農家を苦しめることにしかならないのではないでしょうか。 また,政府は,登録品種は生産量全体の僅か1割程度で,農家への影響は限定的と説明します。しかし,品種ごと,地域ごとに見れば,例えば米であれば登録品種の生産量は3割を超え,北海道,青森,新潟では9割前後,沖縄のサトウキビも9割が登録品種を栽培しています。そのうち何割が自家増殖をしているか,自家増殖をしていても何割が既に許諾契約を結んでいるか,政府は把握できていません。登録品種8,315品種のうち,現行法で規制があるのは3,021品種。今回の改正で残りの5,294品種に新しく許諾が必要となります。加えて,政府は年間1,000件以上の品種登録審査を推進するとしているので,多くの農家に影響が出ることは間違いありません。 さらに政府は,種子開発は公的機関が担っている場合が多いから許諾料は高額にならないとも説明します。しかし,その政府自ら2017年4月に種子法を廃止したわけです。それどころか同時に成立させた農業競争力強化支援法の第8条第4項で公的機関が有する種苗生産に関する知見を民間事業者に提供することと規定しました。当時の国会審議の中で,この民間事業者には外資系企業も含まれることが明らかになっています。同年11月には事務次官通知で種子法廃止後の都道府県の役割を指示しています。そこには,今後の都道府県の役割として,民間事業者による種子生産への参入が進むまでの間,技術と知見を維持し,それを民間事業者に対して提供する役割を担うとあり,その役割が大きく変貌させられています。 さらに,同年12月の知的財産戦略の会議では,稲,麦の品種育成に対する民間参入が期待されるが,農家の自家増殖が障害となっているとする資料を配付し,当時の知的財産課長が,自家増殖を認めると果実などは1本苗があると永久に自分で増殖でき,ビジネスの対象になりにくいので,自家増殖が認められている分野については民間の参入が非常に阻害されるとまで発言しています。 つまり,海外流出の防止が目的とは取ってつけた理由であって,農家の自家採種を禁じることで許諾料で稼ぐ民間事業者を支援し,種苗開発に投じる公的予算を削減したいという意図が透けて見えます。それは,種子法が廃止されるさらに2年前の2015年に策定された農林水産省知的財産戦略2020において,新品種について特許で権利化する動きを踏まえた種苗産業の競争力強化の推進と年間1,000件以上の品種登録審査の推進が繰り返し強調されていたことからも,その筋書がはっきり分かります。その筋書に沿って,まず種子法を廃止して公的種苗事業の法的根拠をなくし,農業競争力強化支援法により品種の知見と技術を民間事業者に払い下げることを法定化したのです。そして,農家に自家増殖をされては民間事業者の参入が阻害されるので,今回種苗法改正で原則禁止にしたと言えるわけです。 既に世界の種子市場は巨大化,独占化が進んでおり,モンサントなどをはじめとする上位4社の市場占有率は農薬で8割,種子で6割を超えています。これらの企業は,農薬,化学肥料事業とセットでアグリビジネスを展開しており,遺伝子組換え,ゲノム編集の種苗にも取り組んでいます。しかし,皆さん,人類は有史以降,何百年,何千年と農民が種の選別を繰り返し,その土地,その気候に合う多様で優良な種を定着させてきました。その長い営み,積み重ねを無視し,一部改良を加えて品種登録をすれば,一企業が独占できる。本当にそれでいいのか。日本の食と農業を巨大市場に売り渡すことにならないのかという根本的な問題でもあります。 一方で国連では家族農業の10年が提唱され,農民の権利宣言が決議されました。生活と生産が一体となっている小規模な家族農業が世界の食料生産の8割を支えていると言われています。家族農業こそが多面的な役割を果たしており,変化にも強く,SDGsへの鍵になるとも言われています。改めて見直そうという新たな流れです。 昨今,地球上で自然災害が毎年頻発し,新型コロナウイルスの蔓延で各国が食料輸出を規制する中,いかに食料自給率を高めるか,国の責任も問われています。登録品種とはいえ,農民から種取りの権利を奪い,バイオ化学企業を利する制度を推し進めることは,ただでさえ後継者不足に苦しむ自国の農家の自給力をも奪っていくことにつながります。企業による種の支配を許さず,主要作物の種子は公的な供給体制を維持し,優良な種は地域の共有財産と位置づけて,農家や市民が自由に再生産でき,しっかり次世代に引き継ぐことこそ保障されなければなりません。法成立に屈することなく,地方から意見を上げることを求めて,陳情の採択を求めます。 次に,教育環境の充実を求める陳情3件についてです。 新型コロナウイルス感染拡大による子どもたちへの影響は深刻です。国立成育医療研究センターが今年3回行ったアンケートでは,5月の調査ですぐにいらいらしてしまう32%,最近集中できない35%,10月の調査でも何らかのストレス反応が見られた子どもが7割,勉強以外でスマホなどのメディアを見る時間が今年1月と比べて増えた子どもが4割といった数字が出ています。 本来人との関わりの中でこそ保障される成長,発達の場が奪われました。公園で遊んだら通報された,友達と話しているだけで注意された。確かにそういう時期がありました。学年の変わり目の一斉休校で,例えば卒業生を送る,新入生を迎える,そんな経験をしないまま最高学年となったことから自覚の醸成が足りなかったかと思われる例や担任との信頼関係構築に時間を要している例も実感しました。部活やスポーツ,多くの行事や大会が中止され,自ら輝き成長するチャンスが奪われてしまったことも事実です。数年来の目標や楽しみが突如なくなってしまっても,それでも子どもたちは仕方がないと受け入れるしかありませんでした。 現在もワクチンができたとはいえ,まだ有効な治療薬はありません。人と人との接触が避けられるべきものとされる。給食は黙って前を向いて食べる。マスクで相手や先生の表情が分からない。こんな状況がいつまで続くのかは誰にも分かりません。一方でこの距離感が逆に安心するという子どもがいることも伺います。まず,一人一人の子どもの様子を察知し,心身のケアをしっかり行うことは,学びを保障する上での大前提です。今こそ手厚い教育へ,柔軟な教育への抜本的転換が図られなければなりません。苦難に耐える子どもたちに少人数学級をプレゼントしよう,そんな声が全国に広がりました。 陳情第32号新型コロナウイルス感染拡大に備え,緊急に少人数学級の実現を求めることについては,20人程度の少人数学級の実現を国に求めるとともに,市独自でも対策を取ることを求めています。大体現行の40人学級は,学校での感染対策や新しい生活様式に対して,誰が見ても明らかに重大な矛盾に直面しており,各界から少人数学級の実現を求める声が上がりました。 萩生田文科相は,令和の時代の新しい学校の姿として少人数学級の実現に不退転の覚悟で臨む旨を明言しており,当時の安倍首相も検討したいと答弁しています。また,子ども・文教委員会では,この11月に岡山市も指定都市市長会を通じて国に対し少人数学級の実現の緊急要望を行ったと当局から説明がありました。20人と具体的な数字は挙げていないというだけで,趣旨は本陳情と全く同じではないでしょうか。 この30年来変わらない40人学級制度については,特別支援学級の子どもを除いて40人学級にするため,一緒になる時間は44人や45人学級になっている実態も早急に改善するように指摘し,本陳情の採択を求めます。 次に,陳情第35号法定どおりの正規教員を採用し,各校に適正に配置することを求めることについてです。 子ども・文教委員会では,標準法による教職員定数は児童・生徒数や学級数により変動するため,全ての教員を正規で配置することは難しい旨の説明がありました。しかし,岡山市の教員の非正規率は政令市20市の中で飛び抜けて高いということをこれまで何度も指摘してきました。標準法の考え方は全国一律ですから,言い訳にはなりません。特に非正規の先生が学級担任を持っている数が尋常ではありません。一昨年度の数値で小学校が217学級,13.8%,中学校が49学級,7.9%です。国による財政措置はされているわけですから,計画的に正規教員の採用を進めることは当然かつ喫緊の課題です。不採択とされる理由が分かりません。 最後に,陳情第34号教育費の保護者負担軽減のため,給付型奨学金制度の拡充を求めることについては,今年度より新設された岡山市給付型奨学金の条件である市民税非課税世帯の高校生という条件や年間6万円という支給額について拡充を求めるものです。 当初2,200人程度の応募想定が763人だったとのことで,現在二次募集中です。あわせて,コロナ禍の影響で減収した世帯にも間口を広げており,多くの方が利用できることを願っています。 コロナの影響が長引く現在,大学生の中でも経済的理由で学業を続けられないかもしれないというケースが表面化しています。受験を諦めるケースも出てくるかもしれません。学費も経費も高校生とは比べ物にならず,深刻です。家庭の事情に左右されることなく,学びたいと願う児童・生徒が進学できる環境を支援することは政治の責任です。前身の貸付制度では大学生を対象にしており,利用実績もあったのに,高校生に限定された理由も納得はできません。 本制度は保育料無償化によって生じた約15億円が財源となりましたが,当該予算はそのうち1.3億円程度です。浮いた15億円のほかの使い道には,山南学園建設5.1億円,小・中学校長寿命化事業1.4億円,教育ICT環境整備1億円,学童クラブの市直轄への移行4,700万円,南部適応指導教室整備事業1,400万円などが計上されており,保育料無償化があろうがなかろうが既に計画済みもしくは実行中の事業が多く含まれています。貴重な財源をぜひ今必要としている子どもたち,誰一人取り残さないために活用していただきたいと思います。できるとも思っています。新しい事業だから拡充は不要と不採択にしてしまうのではなく,前向きに検討を続けることを強く要望しまして,本陳情の採択を求めます。 以上,長くなりましたが,議員各位の御賛同を求めまして,反対討論とさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で討論を終わり,採決いたします。 まず,陳情第11号種苗法改正反対の意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第11号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第26号種苗法改正に対し慎重な審議を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第26号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第30号市の業務に係る法令違反その他不正行為について情報提供できる「市長ホットライン(仮称)」の導入を求めることについてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第30号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第32号新型コロナウイルス感染拡大に備え,緊急に少人数学級の実現を求めることについてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第32号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第34号教育費の保護者負担軽減のため,給付型奨学金制度の拡充を求めることについてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第34号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第35号法定どおりの正規教員を採用し,各校に適正に配置することを求めることについてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第35号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第36号退院時の付添いの有無について,本人の判断に委ねるよう市内の病院に求めることについてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第36号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔起立者なし〕 ○浦上雅彦議長  起立なしであります。よって,本件は不採択と決定いたしました。      ──────〇────── △日程第3  報第75号,報第76号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第3に入ります。 日程第3は,報第75号専決処分の報告について以下2件の報告についてであります。 これらを一括上程し,市長から説明を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  皆さんおはようございます。 ただいま上程になりました報告について御説明申し上げます。 報第75号はリース公用車の事故について,報第76号は道路の管理瑕疵による事故について,それぞれ相手方と和解し,賠償額を決定したものです。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○浦上雅彦議長  以上で日程第3の報告を終わります。      ──────〇────── △日程第4  岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙について      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第4に入ります。 日程第4は,岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙についてであります。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔26番中原淑子議員登壇〕 ◆26番(中原淑子議員)  ただいまお諮りになりました岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法を取られますよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。     〔拍  手〕 ○浦上雅彦議長  ただいま中原議員から,投票の煩を省いて,議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 まず,選挙管理委員を指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎岡田慎一郎議事課長  選挙管理委員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市南区東畦110番地54 火矢悦治さん  岡山市北区清心町9番1号 若林昭吾さん  岡山市南区西市668番地47 高原君子さん  岡山市中区原尾島二丁目13番30号 國府島知子さん 以上でございます。 ○浦上雅彦議長  ただいま朗読いたしましたとおり選挙管理委員を指名いたします。 指名いたしました方々を当選人と決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました方々が当選されました。 次に,選挙管理委員補充員を指名いたします。 補充員につきましては,補充の順位を決めておく必要がありますので,補充の順位により職員に朗読させます。 ◎岡田慎一郎議事課長  選挙管理委員補充員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。 第1順位 岡山市北区北方三丁目6番7-2号 佐藤弘一さん 第2順位 岡山市東区瀬戸町下522番地1 小山春美さん 第3順位 岡山市北区横井上1602番地2 箕浦勝宏さん 第4順位 岡山市北区牟佐812番地4 長壽和子さん 以上でございます。 ○浦上雅彦議長  ただいま朗読いたしましたとおり選挙管理委員補充員を指名いたします。 指名いたしました方々を当選人と決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました方々が当選されました。      ──────〇────── △日程第5  常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第5に入ります。 日程第5は,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査についてであります。 お配りいたしておりますとおり,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について委員長から申出があります。 お諮りいたします。 委員長から申出のとおり,閉会中継続審査及び継続調査に付することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○浦上雅彦議長  以上をもちまして11月定例岡山市議会に付議されました案件は,全て議了いたしました。      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際お高いところからではございますが,お許しをいただきまして一言御挨拶を申し上げます。 皆様方には,先月27日以来19日間にわたり,補正予算をはじめ数多くの重要案件について,慎重かつ活発な御審議をいただき,また議会運営にも終始御協力を賜り,本日11月定例市議会が無事閉会の運びとなりました。心より厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 さて,本年も残すところあと僅かとなりました。この1年間を振り返ってみますと,まさに新型コロナウイル感染症対策に傾注した1年でありました。当局におかれては,今年度総額862億9,000万円余の補正予算を組むなど,新型コロナウイルス感染症拡大防止と地域経済の拡充に取り組んでこられました。また,我々議会といたしましても,本年5月に新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会を設置し,これまで二度にわたり市長に対し提言を行ってまいりました。さらに,議会運営におきましては,2月定例会では個人質問の短縮と6月定例会,9月定例会では議員及び理事者の出席調整,そして今定例会では議席,理事者席への飛沫防止対策としてのアクリル板の設置など,でき得る限りの対応を行い,議論を継続してきたところであります。 今後もさらなる施策の充実が求められており,議会としても積極的に政策の提言を行っていくとともに,当局と一体となり,コロナ禍における市民生活の向上に努めてまいらなければならないと決意を新たにしているところであります。 そのような中,我々岡山市議会にとって朗報がございました。11月に開催された第15回マニフェスト大賞における優秀躍進賞の受賞であります。これはチーム議会としての改革の取組が認められたものであり,今後も不断の議会改革を行い,市民の負託に真摯に応えるべく努力してまいる所存でございますので,引き続き議員の皆様はもとより関係各位の御協力をお願い申し上げる次第でございます。 結びになりますが,市民の皆様をはじめ報道関係各位には,この1年間,市議会に対し格別な御理解と御協力を賜り,厚く御礼申し上げます。皆様方には健康に十分留意され,光と愛に満ちた新年をお迎えいただきますようお祈り申し上げ,11月定例市議会閉会の御挨拶とさせていただきます。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 皆様,本当にありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際市長から御挨拶の申出があります。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それでは,お許しをいただきまして,11月定例市議会の閉会に当たり,一言御挨拶を申し上げます。 去る11月27日の開会以来,本議会に提案した議案について熱心な審議そして議決をいただきまして,誠にありがとうございました。議決いただいた事項につきましては,速やかに実施してまいります。 なお,その際,岡山市ひとり親世帯追加支援金につきましては,国が年内をめどに再支給することとしたひとり親世帯臨時特別給付金と合わせて12月28日に支給することといたします。 今年一年を振り返りますと,新型コロナウイルス感染症への対応が市政最大の課題でありました。岡山市では,感染拡大防止に軸足を置きながら,社会経済活動との両立を図るため,6回にわたりコロナ対策の補正予算を編成し,感染拡大防止対策や市民,事業者への緊急的な支援,社会経済活動を後押しする消費喚起策,様々な市民活動への支援など,時期に応じた対策を講じてまいりました。 また,私が市長に就任してから7年がたち,長期構想の実現に向け各分野で取り組んできた施策が目に見える形となり始めており,岡山市のまちづくりを進める上でも大きな節目の年であったと考えております。まちづくり分野では,県庁通りの1車線化の工事が進んでおり,年度内には路面電車の岡山駅乗り入れの一部工事が始まります。歴史,文化芸術の分野では,岡山芸術創造劇場ホール棟本体の工事が始まり,造山古墳ビジターセンターがオープンいたしました。子育て・教育分野では,待機児童数は着実に減少しており,公立放課後児童クラブが運営を開始いたしました。また,次期教育大綱については策定を進めているところであります。その他市民生活分野では,岡山北斎場が着工し,防災・減災分野では,自主防災組織率が前年度の6割台から9割超となり,環境分野では,2050年温室効果ガスの実質排出ゼロを岡山連携中枢都市圏で共同宣言するべく協議を開始したところであります。 こうした成果が得られた一方で,いまだ多くの分野で課題が山積しております。迎える新年におきましても,引き続きコロナ対策について感染拡大防止と社会経済活動との両立を図りながら,魅力と活力ある地域づくりや地域経済の活性化,子育て・教育環境の整備,文化芸術の振興,公共交通の確保,防災・減災対策等の諸課題に取り組むことにより,市民福祉を向上させ,将来に向かって発展するまちづくりを進めてまいります。 市民並びに市議会の皆様,報道関係,また関係機関の皆様には,今年一年の御高配に厚く御礼を申し上げますとともに,岡山市のさらなる飛躍に向けて,なお一層の御支援,御協力を賜りますようお願い申し上げます。 今年も残すところあと2週間となりました。寒さも厳しくなります折から,皆様方にはくれぐれも御自愛の上,輝かしい新年をお迎えになりますようお祈り申し上げまして,御挨拶とさせていただきます。 誠にありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○浦上雅彦議長  これをもちまして11月定例岡山市議会を閉会いたします。 大変御苦労さまでございました。      午前11時14分閉会...